おせちのただ一つ二つなど。 |
「棒だらのうま煮」なと。
「棒だら文化圏」生まれの私は毎年用意しています。今年は片身を買いました。
4等分に切って貰い、水につけ、水を取り換え、10日程かけて充分に戻します。
それを水と酒で一旦茹で、茹で汁を捨てます。
あとはたっぷりのだし、砂糖、醤油、みりん、の味付け、ただひたすら弱火で2日間煮る
ズボラ料理。
棒だらは北海道で獲れたマダラを乾燥させ、江戸時代頃から「北前船」で関西方面へ
運んできた海産物ですね。
海に囲まれた淡路島でもお正月に食べていました。
もう一つズボラ煮で美味しいのが「黒豆煮」です。
これも前日から炭酸を少しいれた湯に漬け、翌日茹で、茹で汁を捨てます。
あとは砂糖蜜、つまり砂糖と少しの醤油を入れたたっぷりの湯で炊くだけですね。
それで「ぶどう豆」のできあがり。
栗の杓子は大塔村の故新子薫さん作。
他に菓子器、茶托など。右2つは柿渋をかけたもの。
30年ほど前に大阪心斎橋の「泉画廊」で買ったものですが、具合よく、丁寧に使わせて貰って
いるのでいい味が出ています。
今はお孫さんの光さんが後を継いでおられます。
『光さん ガンバレ !!! 』
更にもう一品「栗の茶きんしぼり」なと。
前に沢山貰った山口県の「厚保栗」を茹でて冷凍していたものを砂糖蜜で炊き、餡にして
ラップで包んだもの。
今日の「お茶の友」はこれだな
皆さまよいお年をお迎え下さい