4月のお客様は西谷剛周さん。 |
題字は児童文学者故花岡大学先生によるものです。
結社として昭和53年田仲了司先生が創立されてから35年の歴史があります。
≪ 師系: 渡辺水巴・金子兜太 ≫
憲章
『 幻に拠る者は 冒険をおそれず 個性を活かし
斬新な詩情の探究と表現を目指す 』
西谷先生の句
『 セーターの 堅きに触れて とまどえり 』
ちょっとした偶然に女はキッ!、男はやっぱり戸惑うのですね。
そして一句
『 なんで 俺だけ 鮟鱇の 吊るし切り 』
う~ん 感じわかります。
また一句
『 蟻つまんでは 捨て 三人の酒宴 』
花見の蟻をつまむ様子が目に浮かびます。
やっぱり俳句は無駄を省いた「五七五」の文学なんですね。
素人はくどくど説明になるんです。難しい
あ~ぁ ! 先生は1日10句作句を目標にと言われましたが。
同席された同人村上和巳さんの句
『 青田百枚 夕日の映る ブルートレイン 』
旅行好きな村上さんの東北地方へ行かれた時の車窓の景色。
もうブルートレイン(夜行寝台列車)の時代は遠くなりましたね。
句会は屋内だけにとどまらず吟行も。紅葉の竜田川や賀名生の梅林へも。
豪放磊落なお人柄の先生をしたって入門される方も多いとか。
インタビュー中も笑いの渦、かんでばかりでした
現代俳句の旗頭として益々のご活躍をお祈りしています。