「五條市」を散歩。 |
「重要伝統建造物群保存地区」に指定されています。
JR五條駅から南へ、国道24号線に沿ったほぼ東西の通りです。
西の「五新鉄道跡」あたりを歩きました。
「五新鉄道」とは、五條と新宮をつなぐ筈だったのが、完成せぬまま昭和57年工事が
打ち切りになった幻の鉄道です。

近くに「新町松倉公園」。
江戸時代に善政をしいた松倉備後守重政公の顕彰碑と川村たかし先生の文学碑。

雰囲気のある街並み。


新町通りを離れた二見町に、国指定天然記念物「大ムク」があります。
大きな屋敷の邸内に聳えていました。


9月下旬の「台風17号」の強風で、幹の一部が折れてしまったと。

やはり台風の影響は吉野川の鮎の「やな漁」にも。

「やな漁」とは、水流を集め、川の一部に設置した竹簀で魚を受ける仕掛け。
「日本書紀」にも『阿太地方(五條市)の吉野川で、やな漁をしていた部族に神武天皇が言葉を
かけている。』記述があります。
堤防には「鮎料理」を出す店も。

吉野川を渡って、野原地区に行くと、竹細工の職人さん澤井さんのお店が。
誰ひとり知らぬ人のいない有名な「ああ あの竹籠の澤井さん。」です。

この道一筋、竹取りから編み上げ完成まで一人で手掛けておられます。
平成20年に『森の名手 名人100人』(国土緑化推進機構主宰)の一人に選ばれました。

話を伺う間も、手を休めることなく「シュッ シュッ」と竹を削ったり、採寸と。
横には「気遣いの奥さま」がにこにこと控えておられます。
籠2コ購入しました。少しおまけしてくれました。それでは商売成立しませんよ~。

台湾の年若い女友達と交流しておられるとか。楽しいお話は尽きませんでした。
有難うございました

五條市はやっぱり「鮎の町」でしょうか。街頭にも鮎が。

かって南都の中心地だった面影が。旅館「花屋」。

「唐破風」の屋根のついた料亭(?)

人は皆親切です

「いちげん観光」のお客さまに申します。2時間の歩きでは足りないですよ~。