今井の寺内町へなと。 |
平成5年「伝統的建造物群保存地区」に選定されました。
エノキの大木が目印です。横に「伊勢講」の常夜燈が。
いよいよ江戸時代の雰囲気の残る町へと。ヤブカンゾウも語りかけてくれます。
民家の入り口上柱にこんな張り紙が。『出楞厳定悪魔降伏』の字。呪文でしょうか。
各6か所にある防火水槽を埋設した休憩施設の1か所。かっては綿の産地。
「称念寺」(重要文化財)「今井御坊」とも呼ばれていました。「南の御堂」とも。
今井町はこのお寺を中心に発展した「寺内町」なんですね。
明治天皇の「大和行幸」の行在所にもなりました。
豊臣秀吉も吉野の花見の途中立ち寄っています。
「太鼓楼」が有名。本堂は今覆屋の中。平成31年まで解体修理がおこなわれます。
解体修理中の現場を無料公開してくれます。事前申し込み不要。
・ 7月13日 午後1時~3時30分
・ 7月14日 午前10時~午後3時30分
「順明寺」。表門が(市指定文化財)
正面本堂の前の燈籠は、昭和に本堂が建て替えられた時毀されたとか。
今は台座のみ。「北の御堂」と呼ばれていたそうです。
境内の周りはかっての本堂の瓦だらけ。大屋根の隅瓦の中は空洞だった。
復元された環濠の角にある旧常福寺の表門(市指定文化財)。かって今井町の西門だった。
寺の山門の中に鳥居が見えるってとオドロキ !!! 移築されたそうです。
そして元のままの観音堂(市指定文化財)。
平安時代、今井町は興福寺の荘園だったので「春日神社」が中心。
「常福寺」はその神宮寺。
明治の廃仏毀釈で「常福寺」は廃寺に。
境内にさすが「鹿」の奉納あり。
「蓮妙寺」
「西光寺」創立、沿革は詳らかでないそうですが、文禄4年には創建されていたらしい。
本堂の屋根の深さ、瓦は見事です。お城のような庫裏の屋根。
こんなの買いました。「だらに飴」。お腹の和漢薬「陀羅尼助」を飴にしています。
最初ちょっと苦いですが、やっぱり飴でした。
ボランティアガイドさんに案内された観光のお客様が一巡されると、元の静けさに
戻ります。
季節の良い五月はいろいろイベントが企画されていたようですよ。
雨にぬれた街並みはしっとりと落ち着いてとっても良い感じでした。